●最新の印章技術競技大会御報告●



 印章業界では、手彫りによる印章彫刻技術の文化継承、印章彫刻技術の維持・向上を目的として全国印章技術大競技会を隔年、大印展を毎年開催しております。両大会とも全国公募の印章技術競技大会です。

作品を出品するという事は、自分の技術を客観的に見る(見られる)事でもありますので、日々の訓練を怠らないようにと毎回欠かさず参加しております。

目標でもあります「生涯現役の職人」をめざして、今後とも技術を磨いて出品してまいりたいと思っております。



令和五年度 第69回「大印展」

令和五年11月3日に秋の恒例行事になりました第69回「大印展」が、一昨年に引き続き大阪キャッスルホテル6階錦城閣にて開催されました。

今大会では、木口角印印篆・古印体部門にて金賞・大阪市長賞を受賞いたしました。まだまだ現役パリパリの職人として頑張っております。

また、木口実印の部門には無鑑査作家として出品いたしました。

コロナ禍の影響で、長く毎年開催されておりました「大印展」も隔年の開催になりました。


 ★ 受賞作品印影 ★ 
第69回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部
金 賞
大阪市長賞受賞作品
『次世代原發(発)日米合意』
書体 篆書体・印篆
(原寸36㎜角)
第69回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査出品作品

『松平元康・築山』

書体 篆書体・小篆(実印)
書体 篆書体・小篆(認印)
 







 令和四年度 第24回全国印章技術大競技会

令和四年10月に公益社団法人全日本印章業協会全国大会を記念して、第24回全国印章技術大競技会が開催されました。

今回は、審査会員として木口実印の部に「小篆体」で出品いたしました。


 ★ 受賞作品印影 ★ 

第24回全国印章技術大競技会
(木口実印の部)

審査会員出品作品

『杉原千畝』
書体・篆書体(小篆体)
 







令和三年度 第68回「大印展」

令和三年11月3日に秋の恒例行事になりました第68回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル6階錦城閣にて開催されました。

今大会では、木口角印印篆・古印体部門にて銀賞を受賞いたしました。金賞を狙ってはおりましたが、もう一息およびませんでした。

また、木口実印の部門には無鑑査作家として出品いたしました。

コロナ禍の影響で、長く毎年開催されておりました「大印展」も今回より隔年の開催になりました。


 ★ 受賞作品印影 ★ 
第68回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銀賞受賞作品

『選択的夫婦別氏制度』
書体 篆書体・印篆
(原寸36㎜角)
第68回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査出品作品

『渋沢栄一・千代』

書体 篆書体・印篆(実印)
書体 篆書体・印篆(認印)
 




令和二年度 「大印展」

コロナ禍の影響で、今年度の「大印展」は中止になりました。大変残念に思いました。




令和二年度 第23回全国印章技術大競技会

令和二年10月に公益社団法人全日本印章業協会全国大会を記念して、第23回全国印章技術大競技会が開催されました。

今大回から新しい規定により、全国印章技術大競技会の「審査会員」に昇格いたしまして、全部門が審査の対象外になりました。

競技者では無くなりましたので、参考作品として木口実印の部に「印篆体」と「古印体」で出品いたしました。


 ★ 受賞作品印影 ★ 

第23回全国印章技術大競技会
(木口実印の部)

審査会員出品作品

『支倉常長』
書体・篆書体(印篆体)
 
 

第23回全国印章技術大競技会
(木口実印の部)

審査会員出品作品

『支倉常長』
書体・古印体
 
 







令和元年度 第67回「大印展」

令和元年11月3日に秋の恒例行事になりました第67回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル6階錦城閣にて開催されました。

今大会では、木口角印印篆・古印体部門にて銅賞を受賞いたしました。また、木口密刻の部門には無鑑査作家として出品いたしました。

今後とも現役の職人として、出来るだけ出品して行きたいと思っております。

 ★ 受賞作品印影 ★ 
第67回「大印展」 木口密刻の部

無鑑査出品作品

『天皇在位三十年』
書体 篆書体
・小篆(天皇在位)
隷書体(三十年) 
(原寸36㎜角)
 
第67回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銅賞受賞作品

『全国印章政治連盟印』
書体 篆書体・印篆
(原寸36㎜角)







平成30度 第66回「大印展」

平成30年11月3日に秋の恒例行事になりました第66回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル6階錦城閣にて開催されました。

今大会では、木口角印印篆・古印体部門にて銀賞を受賞いたしました。また、木口角印小篆の部、木口認・実印の部には無鑑査作家として出品しました。

展覧会会場に伺い、他の出品者の数多くの作品を直に拝見させていただき、良い勉強になりました。

平成30年度は、全国印章技術大競技会と大印展が重なり大変ではありましたが、今後とも現役の職人として、出来るだけ出品して行きたいと思っております。


 第66回大印展表彰式



★ 受賞作品印影 ★ 
第66回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銀賞受賞作品

『特別国際種事業登録』
書体 古印体
(原寸36㎜角)
第66回「大印展」 木口角印小篆の部

無鑑査出品作品

『飛鳥寺西方遺跡調査』
書体 篆書体
・小篆(原寸36㎜角) 
第66回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査出品作品

『澤村宗一・吸古』

書体 篆書体・小篆(実印)
書体 篆書体・小篆(認印)







平成30年度 第22回全国印章技術大競技会

平成30年10月13日に公益社団法人全日本印章業協会全国大会を記念して、第22回全国印章技術大競技会が開催されました。

金賞をめざして出品しましたが、今大回から新しい規定により、全国印章技術大競技会の「委嘱」に昇格いたしまして、全部門が審査の対象外になりました。

全国印章技術大競技会の新規定により、次回の大会より永久審査員となるようです。

審査の対象外にはなりましたが、今後とも目標でもあります生涯現役の職人として、客観的な評価に耐えられるような作品を出品してゆきたいと思っております。

なお、今回は「委嘱」という肩書きとしての出品作品にはなっておりますが、きちんと審査されてある方の入賞作品より、必ずしも良い作品というわけではありません。


★ 委嘱作家出品作品印影 ★ 
第22回全国印章技術大競技会
(木口角印・印篆の部)

委嘱作家出品作品

重要無形民俗文化財高千穂の夜神楽
書体・印篆体
(原寸36㎜角) 
 第22回全国印章技術大競技会
(木口角印・古印体の部)

委嘱作家出品作品

重要無形民俗文化財高千穂の夜神楽
書体・古印体
(原寸36㎜角)
第22回全国印章技術大競技会
(木口角印古印体の部)

委嘱作家出品作品

重要無形民俗文化財高千穂の夜神楽
書体・古印体
(原寸36㎜角)

第22回全国印章技術大競技会
(木口実印の部)

委嘱作家出品作品

『小村寿太郎』
書体・篆書体(小篆体)
 







平成29度 第65回「大印展」

平成29年11月3日に第65回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル3階錦城閣にて開催されました。

今大会では、木口角印印篆・古印体部門にて褒賞を受賞いたしました。また、木口角印小篆の部、木口認・実印の部には無鑑査として出品しました。

平成30年度は、「全国印章技術大競技会」と「大印展」が重なります。現役の職人として、出来るだけ出品して行きたいと思っております。


★ 受賞作品印影 ★ 
第65回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

褒賞受賞作品

『国際博覧会大阪誘致』
書体 楷書古印
(原寸36㎜角)
第65回「大印展」 木口角印小篆の部

無鑑査出品作品

『健康増進法案受動喫煙防止』
書体 篆書体
・小篆(原寸36㎜角) 
第65回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査出品作品

『井伊直虎・祐圓』

書体 篆書体・小篆(実印)
書体 篆書体・小篆(認印)







平成28度 第64回「大印展」

平成28年11月3日に第64回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル3階錦城閣にて盛大に開かれました。

今大会では、木口角印密刻の部にて寄託賞・株式会社ゲンダイ出版賞を受賞することが出来ました。

また、木口角印印篆・古印体部門にて銅賞を受賞することが出来ました。

今回の受賞結果によりまして、木口角印小篆の部、木口認・実印の部に加えまして、次回大会より木口角印密刻の部門もあわせて無鑑査になりました。

なお、無鑑査出品作品とは、無鑑査の肩書きがある人が出品したというだけで、その年の
金賞作品や入賞作品より、良い作品ということではありません。


★ 受賞作品印影 ★ 
 第64回「大印展」 木口密刻の部

株式会社ゲンダイ出版賞
受賞作品


『不遷怒』
書体 篆書体
(原寸36㎜角)
第64回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銅賞受賞作品

『生誕百八十年五代友厚公』
書体 篆書体・印篆
(原寸36㎜角)
第64回「大印展」 木口角印小篆の部

無鑑査出品作品

『観光立国京都迎賓館公開』
書体 篆書体
(原寸36㎜角 
第64回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査出品作品

『中島卓郎・卜魚』

書体 古印体(実印)
書体 隷書体(認印)







平成28年度 第21回全国印章技術大競技会

平成28年9月17日に公益社団法人全日本印章業協会全国大会(北海道開催)を記念して第21回全国印章技術大競技会が開催されました。

今大会は、木口角印古印体の部門におきまして最高賞。中央職業能力開発協会会長賞・金賞を受賞する事が出来ました。

今回の受賞により、過去を含め、木口角印全部門(小篆の部・印篆の部・古印体の部)と実印の部門で最高賞を受賞することが出来ました。

他の部門も金賞とまでは行きませんでしたが、お蔭をもちまして無事入賞することが出来ました。

目標でもあります生涯現役の職人でありたいとの願いは、今のところ何とか叶っているのではないかと思います。


★ 受賞作品印影 ★ 
21回全国印章技術大競技会
木口角印・古印体の部)

金 賞
中央職業能力開発協会
会長賞受賞作品


世界自然遺産知床国立公園
書体・古印体
(原寸36㎜角) 
 21回全国印章技術大競技会
木口角印・印篆の部)

銀賞受賞作品

世界自然遺産知床国立公園
書体・印篆体
(原寸36㎜角)
第21回全国印章技術大競技会
(木口密刻の部)

銅賞受賞作品

『壺中天』
書体・篆書体
(原寸36㎜角)
 
第21回全国印章技術大競技会
木口実印の部)

銅賞受賞作品

『間宮林藏』
書体・篆書体(小篆体)
 

21回全国印章技術大競技会
木口角印・小篆の部)

無鑑査作品

『世界自然遺産知床国立公園』
書体・小篆体
(原寸36㎜角) 






平成27年度 第63回「大印展」

平成27年11月3日に第63回「大印展」が、昨年に引き続き、大阪キャッスルホテル3階錦城閣にて盛大に開かれました。

今大会では、木口角印印篆・古印体の部にて第2位の銀賞を受賞する事が出来ました。

今回の「大印展」では、印篆・古印体部門の金賞受賞者の作品が素晴らしく、私も金賞を目指して出品してまいりましたが、残念ながら届きませんでした。

金賞には届きませんでしたが、目標でもあります生涯現役の職人でありたいとの願いは、今のところ叶っているのではないかとも思います。

なお、以前より木口角印小篆の部門、今回から再度木口認・実印の部門で無鑑査になりましたので、金・銀・銅賞の審査対象ではなくなりました。


   
 第63回「大印展」会場 作品展示風景



★ 受賞作品印影 ★ 
  第63回「大印展」 木口角印小篆の部

無鑑査作品

『戦後七十周年記念事業』
書体 篆書体
(原寸36㎜角) 
第63回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銀賞受賞作品

『北陸新幹線金沢開通』
書体 古印体
(原寸36㎜角)
第63回「大印展」 木口認・実印の部

無鑑査作品

『真田幸村・信繁』

書体 篆書体・中枠細字(実印)
   篆書体・小篆体(認印)






平成26年度の「大印展」と全国印章技術大競技会



■ 第20回全国印章技術大競技会 ■

平成26年9月20日に第20回全国印章技術大競技会が神戸ポートピアホテル本館・偕楽の間にて盛大に開催されました。

今回から、木口角印の部が書体別に小篆、印篆、古印体の3部門に分かれました。

私自身は、2部門で金賞を同時に受賞出来ましたことは初めてでした。

特に木口角印印篆の部では普段の競技大会ではあまり見られない印篆にての最高賞の兵庫県知事賞・金賞受賞は大変嬉しく思いました。

実印の部は、課題が平成26年のNHK大河ドラマの「黒田如水(官兵衛)」でありました。

今回は上位に入賞出来まして良かったのではないかと思います。


 ★ 受賞作品印影 ★
20回全国印章技術大競技会
木口角印・印篆の部)

金 賞
兵庫県知事賞受賞作品

『国宝姫路城平成大修理完成』
書体・印篆体
(原寸36㎜角)
第20回全国印章技術大競技会
木口角印・小篆の部)

金 賞
全国印判用品商工連合会
会長賞受賞作品


国宝姫路城平成大修理完成
書体・小篆体
(原寸36㎜角)
第20回全国印章技術大競技会
木口実印の部)

銀賞受賞作品

『黒田如水』
書体・篆書体(小篆体)







 ▲ 第62回 「大印展」 ▲
 
平成26年11月3日に第62回「大印展」が大阪キャッスルホテル3階錦城閣にて盛大に開かれました。

今大会は、木口密刻の部門にて世界文化遺産賀茂御祖神社(下鴨神社)宮司賞・金賞を運良く受賞することが出来ました。

今回は全国印章技術大競技会と重なりました為にエアポケットのような隙間が出来まして私の作品がその間に何とか滑り込めたのではないかと大変嬉しく思いました。

木口角印、印篆・古印体の部は、前回に引き続き入賞することが出来ました。普段通りの仕事が評価されたように思いました。

認・実印の部は、実印の方を競技大会でも実際の仕事でもほとんど観る機会のない書体の「楷書古印体」にて。型も最近少なくなりました角型にて挑戦しました。

認印の方も、普段の仕事ではほとんど彫刻する事がない斜めでの配置にして出品いたしましたので心配をしておりましたが、何とか上位に入賞する事が出来ました。

平成26年度は、全国印章技術大競技会と大印展の両方の大会にて金賞を受賞する事が出来、印刻師としては『盆と正月』が一緒に来たような嬉しい気持ちの一年でした。


   


★ 受賞作品印影 ★ 
   第62回「大印展」 (木口密刻の部)

金 賞
世界文化遺産 賀茂御祖神社
(下鴨神社)宮司賞受賞作品


『気韻生動』 篆書体(原寸36㎜角)
第62回「大印展」 木口角印印篆・古印体の部

銅賞受賞作品

『高野山開創千二百年記念大法会』
書体 古印体
(原寸36㎜角)
第62回「大印展」 木口認・実印の部

銀賞受賞作品

『弘法大師・空海』
書体 楷書古印体(実印)
       篆書体・小篆体(認印)



 ★木口(こぐち)とは?★

※木口(こぐち) とは、一般的に使用される実印・銀行印・認印・会社実印・角印等の実用印をさします。通常ハンコ屋さんで販売されてある印鑑・ハンコと言われるものは全て木口に含まれます。

①印章木口彫刻 (手彫り木口彫刻) 主に象牙・水牛・柘植等に彫刻される印章
②印章ゴム印彫刻(手彫りゴム印彫刻) ゴム板に彫刻される印章=ゴム印
③篆刻(てんこく) 主に石に彫刻される印章

 ※印章彫刻技術とは大きく分けて、主に上記の三種類の技術をさします。相通じるところもありますが技術も道具も別々で、それぞれに専門性があります。



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