■資格・称号■ |
■一等印刻師■ | ||||
最難関の技術の競技で、ある意味では印章彫刻技術者がめざす最終目標でもあります称号です。 日本印章協会が定める最も伝統のある講習会で、その年の競技内容で基準点に到達した技術者のみに与えられる称号です。 「一級技能士」に比べ、「一等印刻師」が極端に少ない理由は、難関な資格で合格者が良くて年に一人か二人、もちろん該当者がいない年もあります。 この印章講習会はレベルの高い講習会で、資格をいただく為には一年間毎月出品して基準点に到達しないと、一からやり直しという制度で、途中で退会される技術者も多く、非常に厳しく過酷な講習会です。 毎年11月に開催される審査会において厳しく審査され、称号を与えるにふさわしい技術者であると超一流の先生方に認められてはじめて「一等印刻師」に推挙されます。 高度で安定した技術力を有し、最低一年間は維持しなくてはならないので「一等印刻師」に認定された技術者は全国でも数少ない存在です。 |
||||
■一級技能士■ | ||||
厚生労働大臣(旧労働大臣)認定による資格です。検定試験は、実技と学科に分かれております。実技では、5時間の制限時間で下の会社実印を一本彫り上げる事と、小切手判とよばれるゴム印の版下を毛筆にて紙(ガンピ紙)に書き上げる作業です。 学科では、篆書の文字や蛍光灯の灯り等の問題が出たように記憶しております。 実技と学科に合格して初めて「一級印章彫刻技能士」の称号を名乗る事が厚生労働大臣より許可されます。 |
||||
|
||||
なお、厚生労働大臣検定の印章技能士の場合は、「一級印章彫刻技能士」というのが正式な名称です。 時々お問い合わせにあります一級彫刻士や一級印章技能士、一級印章彫刻士などの名称は多分一級印章彫刻技能士の中から省略されたものだと思います。 一般の御客様には、分かり難くまぎらわしく思われることですので、「一級技能士」もしくは「一級印章彫刻技能士」と称するのが良いのではないかと思います。 まれに「一級印刻師」や「一等印刻士」などの表現がありますが、そのような称号はございません。 |
||||
■無鑑査作家■ | ||||
無鑑査作家とは印章彫刻技術競技の二大全国展であります「全国印章技術大競技会」と「大印展」における称号です。 全国印章技術大競技会は、実印や角印など全7部門からなり、最高賞の「大臣賞」又は、「宮司賞」を受賞いたしますと、その部門では無鑑査となり審査の対象外になります。 大印展では、書道も含め全11部門からなり部門別に金賞5点、銀賞3点、銅賞1点とカウントされ、合計が9点以上になりますと、その部門で無鑑査に推薦され金・銀・銅賞の審査の対象外になります。 なお、資格条件は両大会の規定により変更される事があります。 |
||||
■委嘱作家■ | ||||
全国印章技術大競技会では、資格規定の変更により、三部門で各部門の最高賞を受賞し、規定の得点に到達すれば、「委嘱」作家となり全部門審査対象外となり、次回より永久審査員となります。 |
トップページへ | ページのトップへ戻る |
◆◆当ショップオリジナル◆◆ |
|
山口県宇部市新天町2丁目7番5号 TEL0836-21-8634 FAX0836-21-8690 URL http://tsuda21.server-shared.com メールtsuda21@jasmine.ocn.ne.jp |
|